2011年末までに、全省銀行業金融機構の外貨融資残高は12347.54億元に達し、年初と比べて1643.46億元、15.35％増加した。外貨の各預金残高は15429.41億元で、年初と比べて1953.04億元増加し、14.49％増幅した。融資増幅は預金増幅よりも0.86％高くなっており、全省の経済発展に対して有力な資金保障を提供している。

2011年、金融政策の引き締めによる融資規模の制限があったものの、雲南省銀行局の指導と管轄内の銀行業界の発展推進により、金融信用政策と国家産業政策、地域開発計画の枠組みを推し進めることができ、銀行業は地方経済発展支持にも力を入れ、”第12次5か年計画”の幸先良いスタートとなった。各銀行業金融機構は積極的に国家マクロコントロール政策を貫徹し、雲南省区域経済と産業の特色を十分に結び付け、国家の新ラウンドである西部大開発と全面実施している橋頭堡戦略の有利な機会を掴み、信用貸付構造合理化のため積極的に調整を行う。

そして、重点分野に力を入れ、重点領域の信用貸付を大きくサポートする。年間で全省における中長期固定資産貸付は779.24億元新たに増加し、これは新たに増加した貸付の47.41％を占める。

これまではインフラ、固定資産投資などの中長期建設プロジェクトを重点的にサポートしてきたが、新たに増加した貸付に関しては主に交通運輸、電力、製造、民間消費などの業界に充てる。新たに増加した貸付は全体の80％以上を占め、経済の持続的発展を強力にサポートしている。同時に、信用貸付短板に注目し、持続的な農業への強いサポート、住宅建設の保障の増強、緑色信用貸付の効果的推進、脆弱な領域に対して能力向上のサポートを行う。

全省の銀行業金融機構は、特に農業関連機構における農産物の利点を積極的に革新し農業サービスの新たな道を模索している。

そして、効果的な食糧生産、特殊産業、水利建設などに力を入れ、農業に関わる重点領域の信用貸付に投入する。去年12月末、全省の農業における貸付残高は4192.66億元で、各貸付残高の33.88％を占めた。これは前年同期比15.50％の増加、各項目の貸付において平均0.15ポイントの増加だ。

農村金融サービスは2010年末から継続してカバレッジを実現し、その後新たなネットワークの固定、サービスの多様化、リスクヘッジと規範コントロールに漸進した。リスク管理とビジネスの持続前提の下、雲南省銀行業は積極的に国家の進展と雲南省住宅の保障政策の新たな変化と要求に対し、商業化運営とプラットフォーム貸付の2種類の融資模式を積極的に採用し、引き続き住宅保障へ信用貸付を供給する。

去年9月末までに全省において保障型廉価住宅の建設プロジェクトに対する貸付残高は85億元（旧城改修貸付は含まない）となり、年初の26.4億元増加、昨年同期比の84.6％増加した。雲南省の保障住宅建設をするため、住宅価格のコントロールが強力な金融保障を提供している。

その他、緑色経済に強い省を構築するという目標に向かい、全省の銀行機構は緑色信用貸付理念の樹立、健全なインセンティブメカニズム、規範業務操作などの一連の取り組みを通して、緑色信用貸付を効果的に推進していく。昨年末の全省省エネと排出削減信用残高は1220.93億元に達し、昨年末より435.89億元増加、増加幅は55.52％に達した。496社が省エネや環境保護、生体保護、循環経済などの各種プロジェクトを支持し、雲南経済社会と資源環境協調の持続可能な発展を効果的に促進している。