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2012/06/08

第二十回中国昆明貿易商品交易会開催。

民間企業による百億元以上の投資プロジェクトが目白押しとなった

去る6月6日、毎年開催されている、第二十回中国昆明貿易商品交易会および民間企業による雲南進出“橋頭堡”促進プロジェクト調印式(以下昆交会)が昆明国際コンベンションセンターで開かれた。今回の昆交会では、官民合わせて756のプロジェクトが合意成立され、省外からの投資額が1兆387億元となり、昨年より2,000億元増加した。レノボホールディングは、雲南に100億元を出資し “レノボ・テクノロジーシティー”を計画。奥宸(AUTRENT)不動産グループは160億元を雲南省玉溪市江川県での観光事業に出資することに合意。主にホテルやリゾートと老人ホームなどの綜合開発を計画。敷地面積は6,800ムーとなり、今年着工をする予定となっている。

☆不動産事業千億超

今回の“昆交会”での傾向として、国内外の不動産会社が投資対象を雲南省にねらいつけた点が目立った。インフラ整備および観光文化建設項目が今回プロジェクトの焦点となり、その投資額は全体の約3割を占めた。中国太平洋建設グループの契約件数と金額は今回の昆交会の中では最も多く雲南省の8の州市との間で10の合作項目契約を結び、総投資額は1027億元であった。奥宸(AUTRENT)不動産グループCEO鄒建民氏が160億元を雲南省江川県の観光事業に出資することに合意した。主にホテルやリゾートと老人ホームなどの綜合設備に用いる。敷地面積は6800ムー、今年着工をする予定と表明した。奥宸が雲南の豊富の観光資源をねらい、騰沖、宜良、嵩明、徳宏などの都市で観光事業を展開する予定である。

☆4つの“走出去”プロジェクト

昨日の調印式では、4つの省外企業とのプロジェクトが発表され、総額3.1億元に登り、雲南省の企業が“走出去”によるはじめて交わした契約であった。雲南省捷豊投資有限会社とタイNAVA税関サービス有限会社は連携し、タイのチェンローンでの国際物流センターを設立。初期の予算投資金額は3億米ドルにも達し、雲南省及びタイの北部においては投資金額において最大規模となっている。昆明〜バンコク間のルートを利用し、ラオス、カンボジア、マレーシア、さらにシンガポールまで拡大する市場に対応するよう計画されたこのプロジェクトは強力な経済力を背景に中国の投資環境が変化しつつあることがわかる。

 

今回の昆交会はエネルギー開発、貿易物流、鉱業、観光文化、インフラ整備など25の事業分野に幅広く及んだ。国内からの資金投資は、主に北京市、安徽省、福建省、広東省、浙江省、上海市、広西省、貴州省、湖南省、湖北省、海南省、河北省、黒龍江省、江蘇省、江西省、遼寧省、山東省、四川省、重慶市など26の省区の民間企業から寄せられた。中には、北京、広東省と江蘇地区のプロジェクトの比例が大きい。外資は主に米国、シンガポール、タイ、インドネシア、日本、韓国、スイスおよび香港などの国と地域である。主な参加企業の内、中国太平洋建設グループ、レノボホールディング、北京中坤グループ(ZhongKun Group)、重慶龍湖不動産、重慶汇融グループ(HRHZ Group)、奥宸(AUTRENT)不動産グループ、米国華僑商会(American Chinese Business Association)、インドネシア力宝グループ、 デンマークのカールスバーグ(Carlsberg)アジア有限会社、タイ正大グループ(CHIA TAI GROUP)および台湾嘉農農業基金会など国内外知名度の高い企業および機関の参加が目立った。


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