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「雲南省経済戦略セミナー」開催リポート

去る4月26日午前、東京都千代田区の東京商工会議所において、中国雲南省招商局、認定NPO法人日本雲南聯誼協会、及び弊社の合同主催により「ASEAN経済の要衝・雲南省の経済戦略」をテーマとしたセミナーが開催されました。本セミナーでは主に、雲南省の経済発展状況と投資機会、特に東南アジア諸国等新興市場の急速な発展を背景に、陸路で東南アジアへと繋がる同省の地理的重要性について日本の企業関係者へ紹介された。
当日セミナー冒頭において、中国駐日本大使館領事部 劉亜明総領事が出席、雲南の中国大陸における東南アジア市場の玄関口として役割が益々重要度を増し、将来的な発展が大いに期待できること、日本企業の投資を歓迎することを開会の辞で述べるとともに、日本産業投資技術促進株式会社並びに認定NPO法人日本雲南聯誼協会の長年に渡る日雲交流促進への貢献に感謝の意を表明されました。

中華人民共和国駐日本国大使館 領事部 劉亜明 総領事 公益財団法人 福岡アジア都市研究所 主任研究員 唐寅 2013年4月ASEANの要衝・雲南省の経済戦略セミナー会場

中国駐日本国大使館 領事部

劉亜明 総領事

公益財団法人 福岡アジア都市研究所

主任研究員 唐寅

東京商工会議所


セミナーの講師を務めたのは公益財団法人福岡アジア都市研究所主任研究員の唐寅氏。唐氏は、自身の幾度にも渡る現地視察やプライベートでの訪問の経験に基き、雲南の資源、経済状況、ASEAN諸国との戦略的関係などについて平易な言葉で非常に鋭い分析を披露した。唐氏は上海出身ながらも雲南に特別な思い入れがあるようで、雲南は素朴な民族風情に溢れた人好きのする土地だと語った。経済面においては、改革開放後30年に渡る発展戦略の中で沿岸地域と大きく差が開いたものの、その格差こそが持続的発展への推進力となるのであり、遅れをとったからこそ消費水準向上のポテンシャルを秘めているとし、林毅夫氏の 「中国は高度成長をあと20年以上続けることができるか。答えはイエスである」という言葉を引用。また、雲南と東南アジア諸国との協力関係・地域発展戦略、東南アジアを網羅する交通ネットワーク、自由貿易区及び大メコン経済圏、橋頭堡戦略における主なプロジェクトと進行状況等について掘り下げ解説。最後に食文化面での相似や中国初の来日留学生が雲南出身であったことなどを例に挙げ、日本と雲南の特別な「縁」についても言及。日本人にとって雲南は北京や上海に比べ遥かに馴染みが薄いかもしれないが、日に日に増す戦略的重要性やもともとの「縁」の力から、今後日雲の協働提携はどんどん増え、日雲関係はより良いものとなっていくだろうということで締めくくりました。(記:李浄植)
 
※林毅夫氏:中国を代表する経済学者・政策ブレーンであり、2008年から4年間、世界銀行チーフエコノミスト兼上級副総裁を務めた。


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