店内アナウンスも中国語と日本語の両方が流れ、まるで日本にいるような感覚。店員さんも他の昆明のお店とは違い、これでもかというくらい親切な接客をしてくれます。
現在、無印良品は昆明市内に2店舗あります。“MUJI”という愛称で親しまれていますが、同時に「高い」という声もよく耳にします。というのは、日本で購入するよりも1割~2割ほど割高なんです。値段ラベルが日本語で貼られている商品も多いので、日本の価格を知ることができます。それを見ると当然、欲しいものがあっても「日本に帰ってから買おう」という気持ちになります。ちなみに日本企業ではありませんが、スターバックスコーヒーもこの1年で昆明市内に数店舗新オープンしました。いまでは昆明市内に9店舗もあり、どこも賑わいをみせています。プーアル茶をはじめお茶を飲むという習慣の強いこの地で、コーヒーを飲む習慣が広がっているという変化が見て取れます。
最近の変化といえば、昆明市内にたこ焼き屋が突然増えました。「TAMA YAKI」という名で、具はタコだけでなくエビだったりうなぎだったり、バリエーション豊富。しかしどうしても慣れないのは、なぜかマヨネーズが甘いこと…。うなぎをたこ焼きの中に入れるというのも、日本人にはできない発想です。日本料理屋チェーン店「倉橋家」も2号店がオープン。安くておいしいと評判で、いつも満員です。回転寿司も賑わっています。海がない雲南省では、魚はすべて冷凍で運んでこられたものですが、日本人駐在員からも「まあまあ」との声。こちらも週末は満員です。
日本発祥の飲食チェーン店といえば、中国大陸で大きな存在感を放つ「味千ラーメン」。昆明でも7店舗のチェーン展開をし確固たる地位を築いています。(サービスは決して日本風ではありませんが)「ビール片手に焼き餃子が食べられる」と、日本からの出張者にも人気です。こうして見てみると、昆明にも日本が広がりつつあるのかな、と感じます。日本人が昆明を訪れても、もう料理に困ることはありません。ちょっと昆明風?にアレンジされた日本料理をぜひ召し上がってみてください。
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