秋の風物詩

ひまわりの種

雨の一週間が去り、涼しい秋の晴天が続いています。春城と言われる昆明の街も、木々が少し色づいてきました。街には秋の風物詩が出始めました。まずこの時期のみ食べられるのがひまわりの種(生)。中国のおつまみの定番ですが、生で食べられるのはこの時期のみ。食べ歩きしている人の姿も見られます。

雲南ざくろまた、果物が豊富な雲南省。雲南省南東に位置する紅河州の特産である、ザクロも果物屋や露店の果物売りで見かけるようになりました。一粒ひとつぶ食べるので面倒ですが、このように食べるのに少し手間をかけるのが中国流です。

雲南月餅

来週末は中秋節。贈り物用にたくさんの月餅が販売されています。箱にお金をかけるのが中国流。スターバックスで販売されている月餅は10個で1万円ほどもします。(中国元:598元)月餅は地方によっていろいろな味があり、雲南省の月餅は雲南ハムが入っているのが特徴です。

雲南月餅「雲腿」と書いてあるのが雲南ハム。

少ししょっぱくて、でも甘いという不思議な味の月餅です。最初はどんな味なのか想像もできませんでしたが、私はけっこう好きです。雲南以外のほかの地域では、卵黄入りや肉入りもあるそうです。そろそろきのこは終わりの季節。ポルチーニの贅沢炒めや松茸のお刺身も食べられなくなります。逆に日本はそろそろ松茸の季節ですね。秋の風物詩は違いますが、季節の移ろいを感じながら生活できることを幸せに思います。